TRN-8にEEPROMを搭載する2023年08月11日 15:36

私のCP/M機 TRN-8のROM-BIOSは、UVEPROMの27C256互換品を使っています。実験などで ROM を 書き換えることもあります。コードを書いては、アセンブリし、UVEPROMに書き込んでテストするという、手順を 繰り返します。書き込む前に、紫外線でUVEPROMをイレーズする必要があります。これには、10分から15分かかります。 テストの繰り返しの中で、結構な待ち時間になります。というわけで、EEPROMを使用してみることを計画していました。

最近、27C256の互換品のEEPROM 28C256を入手できましたので、早速、27C256の内容をダンプして、28C256に 書き込み、置き換えてみました。結果、動きません。ROMライターを変えてもだめでした。当然、書き込みエラーは起きません。 こなったら、初心に戻り、データシートを比較してみました。アクセス速度は200nsecで問題なしです。ピン接続を確認すると、 おぉっと、1番ピンと27番ピンに違いがありました。違いは以下のごとくです。

PIN#27C25628C257
1VppA14
27A14/WE

このままでは、EEPROM 28C256を使ってテストをして、本番にはUV-EPROM 27C256を使ってという、 当初の目論見が実現できません。苦肉の策として、このような下駄を作りました。

本来のPROMソケットにこの下駄を差し、テスト中は下駄にEEPROMを刺します。テストが完了したら、下駄を取り外し UVEPROMを直接、PROMソケットに刺すわけです。こんな感じです。

これで、効率よくテストする環境が揃いました。

コメント

コメントをどうぞ

※メールアドレスとURLの入力は必須ではありません。 入力されたメールアドレスは記事に反映されず、ブログの管理者のみが参照できます。

名前:
メールアドレス:
URL:
コメント:

トラックバック

このエントリのトラックバックURL: http://kida.asablo.jp/blog/2023/08/11/9608982/tb