TRN-8にAm9511を--製作編2019年02月08日 14:59

資料とパーツ

パーツが集まる間に、古い資料を調べていたら、日経バイトのAm9511の古い記事 (日経バイト1985年8月号 「8ビット機用関数演算ボードの製作」)を見つけた。 S-100バスのシステムにAm9511を追加する製作記事である。幸運なことに、PC-8801に追加するための 参考回路図も掲載されている。これを参考にTRN-8にAm9511を追加する 回路図 を完成することができた。この記事によると、Pascal MT+でAm9511をサポートしているそうである。

必要なパーツを入手できたので、早速製作に取りかかることにする。楽しい半田付けの開始である。

TRN-8にAm9511を--失敗編2019年02月17日 18:29

配線を完了し、通電テストでしくじってしまった。

Am9511には、5Vの電源以外に12Vの電源もいる。それ用の昇圧型レギュレーターを購入した。 それの動作確認に通電して12Vに調整しておいたはずであった。

配線チェックをして問題ないことを確認後、まずはAm9511を取り外した状態で通電テストを行った。 無事、TRN-8が動作することを確認しAm9511を取り付けて通電。TRN-8が起動しない。どうしたことだろうと、 Am9511に手を触れてみて驚いた。触れないくらいに熱くなっている。すぐさま電源を切ったのは言うまでも無い。

Am9511を取り外して、電源周りの配線を確認。間違いが無い。レギュレータの出力を確認すると、しまった、21Vも 出ている。何を勘違いしたんだろうか、試運転の時に21Vに調整していた。気を取り直して電圧を12Vに設定し、再度Am9511を 取り付けて動作確認をするが、TRN-8が起動しない。Am9511は天に行ってしまった様子。

しばし呆然としてしまった。代わりのAm9511を中国に発注。タイミングが悪すぎる。中国は春節である。 受注処理は春節が開けてからのようだ。

いつまでもしょげてはいられない。TRN-8の次の目標はケースに組み入れることである。気を取り直しながら ケースを探しである。