6AV6-6AR5直結アンプ --測定編-- ― 2023年10月06日 14:09
![](http://kida.asablo.jp/blog/img/2023/10/06/69613e.jpg)
入出力特性を測定してみました。アンプにはスピーカーの代わりに10Ωの抵抗を接続し、1KHzの信号を入力してダミーロード両端の
電圧を測定した結果は、このとおりです。約1.75Vあたりからグラフが寝てきます。このときの出力は、約0.3W程度です。
測定中に面白いことが起きました。入力を増やしていくと、ある点から音が聞こえだします。音のもとは、出力トランスでした。
ラジオ用の古いトランスですので、コアをまとめている枠に僅かな緩みがあり、それでコアが鳴いているようです。
トランスの交換を考えましたが、実験ですのでこのままにしました。
次にNFBをかけてみました。本来ならば、アンプ全体の特性を考えて、NFB量を計算する必要がありますが、
ここでは、エイ!ヤ!と、下記の図のようにしてみました。
これでNFB量は2.31です。dBで表すと、20log2.31=7.3[dB]です。これで、全体のゲインは、27/2.31=11.7[倍]になります。
NFB回路を追加して、同様に入出力特性を測定してみました。
グラフからゲインを見てみると、約11.3倍です。ほぼ計算通りです。また出力は、0.29[W]程度です。
これで、直結アンプの実験の完了としました。
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