MyOwn 6809 〜〜 長年の夢がかないました 〜〜 ― 2022年10月09日 15:02
モトローラの6809を知ったのは、学生のころです。「Z-80とは違うのがあるんだ」ぐらいの認識でしたが、
就職して、先輩から6809の資料をいただき、ASSIST09モニタのことを知り、いつか動かしてみたいと考えていました。
以前、vintagechipsさんのルーズキット「SBC6809」を知り製作しましたが、PTMが無いためトレースコマンドを
動かすことができず、悔しくて「いつかは、ASSIST09をフルスペックで」と考えていました。
やっと夢が、かないました。ASSIST09がフルペックで動くボード完成しました。MyOwn6809です。構想をたて設計/製作と 中断をはさみ、足掛け3年ぐらいかかりました。実質、一年というところでしょうか。
MyOwn6809は、MC68B09を中心に、ACIA 68B50、PTM 68B40と、RAM 8KB、ROM 2KBを配しました。 ボーレイトジェネレータに、贅沢にMC14111を アドレスデコードは手抜きをするために、GAL 20V8を使ってます。 MPUの状況をモニタする回路も仕込みました。 誰が考えても同じようになるH/W構成です。ちなみに、配線は全て手半田です。
ASSIST09は、ネットで見つけたソースリストを使っています。完成品と思っていたのですが、 MyOwn6809が完成にこぎつけるまで、このソースリストが最後まで足を引っ張りました。PTMの設定に問題がありました。 ソースリスを二ヶ所修正しました。まず、PTMの初期設定の部分で、
CLR PTMTM1-PTM,X CLR PTMTM1+1-PTM,X LDD #$FFFF STA PTMC2-PTM,X STA PTMC13-PTM,Xを
CLR PTMTM1-PTM,X CLR PTMTM1+1-PTM,X LDD #$01A6 STA PTMC2-PTM,X STA PTMC13-PTM,Xに、変更。トレースコマンドにあるPTMの動作を設定ところを
STU <LASTOP LDU <VECTAB+.PTM LDD #$0000 STD PTMM1-PTM,Uを
STU <LASTOP LDU <VECTAB+.PTM LDD #$0701 STD PTMM1-PTM,Uに変更し、ビルドしました。これで、トレースコマンドを含む全コマンドが使用可能になりました。
多くの製作例を参照して製作に当たりましたが、最後まで自分を信じることで完成にたどり着けたと考えています。 はぁ〜、長かった。
次は、68000とCP/M 68kに挑戦です。
最近のコメント