TRIO 9R-59D受信機を再生する -- その2 IF段の調整で早速トラブル発生 ― 2021年11月25日 12:18

まずは、Sメーターのゼロ点を調整しときます。
AF GAINのボリュームの真ん中の端子に指を触れると、ブ~とノイズが出るので、。低周波段が問題ないようすなので、IF段の調整を開始。IFTの同調周波数がどこらへんかわからないので、IF2段目のV6 6BA6から調整することに。
V5のG1に0.01uFを介して信号をいれ調整開始。信号源はtinySAを使用。IFTのコアを調整棒で回そうとしても固くて回りません。ベークライトの棒の先を削って自作の調整棒を作ってトライしても回らない。コアを壊しそうだったので、調整中断。IFTを取り外してみると、樹脂製のボビンの先端が少し変形してる。ボビンが硬化し縮み、コアを固定してしまっているようです。
同等のIFTがあったので交換。これで調整ができました。
同様にしてV4のG1に信号を入れてMF2を。そして、V2のG1に直接信号を入れてMF1を調整。
音を出して調整していたら、家人から「うるさい」とのクレームが。こんなダミーロードを作って音なしで調整することに。
中身は、抵抗一本です。
お次は、トラッキング調整です。Aバンド(550KHz-1600KHz)、Bバンド(1.6MHz-4.8MHz)、Cバンド(4.8MHz-14.5MHz)は、簡単にトラッキング調整ができたのですが、Dバンド(10.5MHz-30MHz)は、うまく調整ができません。13MHzでコアを、26MHzでトリマーを 調整してダイアルを合わせるのですが、26MHzに合わせることができません。約500KHzほど低い位置になってしまいます。原因は不明です。 あとで追及することにしました。
とりあえず、受信できるようになったので、数メートルのビニール線アンテナを接続してみたところ、適当に放送が聞こえてきました。
ここまでで、いくつか不具合を見付けました。
- AF GAINを反時計方向に絞り切っても放送の音声が聞こえる。
- 音声にハムが混じる。
- ヘッドフォンをつないで電源を入れると、すぐさまハムが聞こえ出す。
- 前に続いて、真空管が温まって動作し始めると、別のハムが聞こえ出す。
- あまり音質がよろしくないので、V7aとV8にNFBをかけたい。
- トラブルではないが、OSC V3の半分が余っているので、OSCのバッファーを追加したい。
これらの件の対策は、次回、報告します。
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