-- PureMind -- 日本語でプログラミング2020年02月05日 18:48

Pure Mind 5.1のマニュアル類

1985年頃でしょうか、パソコンが普及し始めたころ、日本語Basicとか「日本語」を冠したプログラミング 言語が沢山ありましたが、これらはダブルバイトの文字をデータとして取り扱えるとかコメントに書き込めることを 意味していました。この様な中で純粋な日本語でプログラムを書き下すことができる言語がありました。 Rigy Corporation/Micro Software Associatesから販売されていた「Mind」です。 当初はNECのPC-9801向けのパッケージでしたが、1990年頃には機種依存部分を取り除いた「Pure Mind」が 販売されました。当時から言語オタクであった私は後先考えず手を出しました。当時の私のパソコンには、 ハードディスクが無く、かろうじて日本語入力ができる程度でしたので、Mindのプログラムを心置きなく プログラムを書くには貧弱でしたので、いつしか、Mindから遠ざかってしまいました。

机を整理していたときに、Mindの資料やディスケットが出てきて懐かしく思い調べてみたところ、 DOS/Vの機能を使うためのパッケージなどが追加されて、Free WareとしてVectorから配布されていたことが 分かりました。現在は、Windows版が配布されています。PureMindをもう少し調べてみると Scripts Lab. Inc.にたどり着きました。最近は検索エンジンに 使われていたり、Androidのアプリ開発ができたりと進化しています。

DOS/V用の追加パッケージを入手したくダメ元で問い合わせたところ、Mindの開発者、片桐明氏から直々に メールをいただき、DOS/Vのパッケージだけでなく、PureMind 5.2基本パッケージまで入手することができました。 ありがとうございます。

早速DOS/V機にインストールし、プログラム作成の練習。Mindはforthと同様な構造で プログラムを組み立てます。短いロジックならばそのまま書けるのですが、ちょっと込み入ってくると、 お手上げ状態です。なんとか練習プログラムを完成させることができましたので、公開します。いわゆる"Which"です。 PATHに設定されたリストをたどって、引数の実行ファイルを探すプログラムです。

プログラムはこの様な感じです。 しゃべり言葉で書き下した感じがするプログラムになりました。なんとなく分かっていただけでしょうか。

フルパス名文字列は 文字列実体 長さ 64。

使い方表示とは
        "使い方: WHICH ファイル名"を 表示し 改行すること。

メインとは
    元パス文字列は 文字列
        ファイル名文字列は 文字列

        起動パラメータを ファイル名文字列に 入れ

        ファイル名文字列が 空列? ならば 使い方表示し 終り
        つぎに
        
        "PATH="で 環境変数の検索し
        環境変数を 元パス文字列に 入れ
        
    ここから
        元パス文字列が 空列? ならば 打ち切り
        つぎに
            元パス文字列から ';'を 一文字検索
            元パス文字列を 分断し フルパス名文字列に 入れ
                        '\'を フルパス名文字列に 一文字追加し
                        ファイル名文字列を フルパス名文字列に 追加し
                        フルパス名文字列 ファイル有り? ならば
                            フルパス名文字列を 大文字変換し
                            フルパス名文字列を 表示し 改行し
                        つぎに
        繰り返す。

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