TRN-8にAm9511を--中断2019年05月04日 15:46

Am9511は配線を完了しテストしているのだが、うまくいっていない。

テストには、Am9511をサポートしているPascal/MT+を使用している。 集めた資料を基に製作しているはずなのだが、うまく動いてくれない。間違った何かを 思い込んでしまい、引っかかっているのだろう。こういうときは、一時作業を中断するに限る。

というわけで、Am9511の組込は一時中断です。

富士通 FM-7とMSXプリンターの接続2019年05月17日 10:03

プリンターパッチボードと印刷結果

松下のMSXのプリンターFS-PC1を入手。FM-7に接続するためである。

FM-7のプリンターポートは34PINのフラットケーブル用のコネクターで、FS-PC1はアンフェノールの14PINである。 当然、接続するためのパッチボードが必要になる。

それぞれのピン接続を対応してみる

FM-7側
プリンターポート
FS-PC1側
アンフェノールコネクタ
1: /SLCTIN (OUT)(対応なし)
2: NC(LPDET2)
3: NC(LPDET1)
4: NC
6: NC(LPDET2)
7: /ERROR (IN)(対応なし)
8: NC
9: /INIT (OUT)(対応なし)
10: SLCT (IN)(対応なし)
12: PE (IN)(対応なし)
14: BUSY (IN)11: BUSY (OUT)
16: /ACKNG (IN)(対応なし)
18: DATA7 (OUT)9: PDB7 (IN)
20: DATA6 (OUT)8: PDB6 (IN)
22: DATA5 (OUT)7: PDB5 (IN)
24: DATA4 (OUT)6: PDB4 (IN)
26: DATA3 (OUT)5: PDB3 (IN)
28: DATA2 (OUT)4: PDB2 (IN)
30: DATA2 (OUT)3: PDB1 (IN)
32: DATA0 (OUT)2: PDB0 (IN)
34: /STROBE (OUT)1: /STB (IN)
5,11,13,15,17,19,
21,23,25,27,29,31,33: GND
10,12,13: NC

FM-7からの出力/SLCTINと/INITは未接続のままで良いが、 入力信号の/ERROR、/SLCT、PEと/ACKNGは何らかの手当が必要である。

FM-7のユーザーズマニュアル システム仕様によると、それぞれの信号の意味は、以下の通りである。

/ERRORプリンターにエラーが起きると"L"
SLCTプリンターがオンラインになっていると"H"
PE紙がなくなると"H"
/ACKNGプリンタが次のデータを受け取れるときに"L"

このうち"L"にするのはグランドに落とせば良いが、"H"にするには電源が必要である。FM-7かFS-PC1から、 電源を取らないと実現できない。でも本体に手を入れたくない。というわけで、電池を使うことにした。 電池にはCR2016を2個使用することにした。CR2016はよく使われるCR2032と比べて 厚みが半分である。CR2032のホルダーに2枚重ねして入れることができ、好都合である。 しかし、これでは6Vになってしまうので直列にダイオードをいれた。

最終的な回路は、以下のようになった。エラーを強制的に起こせるようにタクトスイッチをつけてある。

動作テストをしたところ、うまく印刷できた。エラースイッチを押すとFM-7がエラーを検出すると 考えていたが、実際にはデータの転送を停止するだけであった。

これでFM-7から印刷できるようになった。48ドットのプリンターなので印字品質が非常に良い。

MSXパソコン Casio PV-7 -- RAM増量2019年05月30日 14:22

CasioのMSXパソコン PV-7を入手。インターネットで検索するといろいろと面白そうな記事を見つけたからである。

PV-7は、発売当時の価格が\29,800円と破格値で、MSXパソコンの価格崩壊のトリガーを引いたそうで、 ハードウェアーは必要最小限になっている。RAMは8KB、プリンターポートなし、データレコーダー・インターフェイスは オプションとなっている。プリンターポートはMSXではオプション扱いなので致し方ないが、RAM8KBではゲームをするにも ちょっと足りない。データレコーダーを使えないと自作のプログラムを保存することすらできない。

というわけで、まずはRAM増量をすることにした。 ここのホームページに 改造記事がある。残念ながらハングルで書かれているので説明内容を理解することはできないが、改造箇所の写真が掲載されており、これだけで改造できる。

早速、まねて改造手術を実施。ROM-BASICのフリーエリアが、4,239Byteから28,815Byteに増えた。

改造前

改造後