山本米雄著「BASIC C Modula-2で書いたソーティング・ノート」 ― 2019年01月14日 21:47
AmazonでModula-2の文献を探していたら、首記の書籍を見つけた。 何を意図してこの3言語を取り上げたのだろうと、入手してみた。
基本的なソートルーチンの説明にTascalという疑似言語で表現し、 それを元に各言語でコードを書き下しているが、 ストレートに落とし込まれていないコードが散見される。
この疑似言語の記述を元に、BASIC,C,Modula-2で書き下している。まずはBASICで 書き下し、それをC,Modula-2で焼き直してある。著者がプロローグで「それぞれの言語の 特色を生かし切れない点もあるが」と断っているが、もう少し言語の特色を活かして欲しかった。
出版が昭和62年(1987年)であるからBASICプログラマーを Cや他の言語に移行させることを意図したのだろうか。そうであればBASICと比較して各言語の 優位点を前面に押し出してもよかったのではないか
食べ足りない読後感である。
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